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この章で学ぶこと
この章では、アプリで使う「データ」とは何かを学びます。
最初に覚えることは、これだけです。
データ = アプリで保存したい情報
例えば、次のようなものはすべてデータです。
名前
日付
金額
状態
メモ
点数
タスク名
予約時間
データがあるから、アプリは「ただの画面」ではなく、「使える道具」になります。
1-1. データとは「保存したい情報」
データとは、アプリの中で扱う情報のことです。
難しく考えなくて大丈夫です。
例えば、メモアプリなら、メモの文章がデータです。
Todoアプリなら、やることの名前や完了状態がデータです。
家計簿アプリなら、金額や日付やカテゴリがデータです。
アプリで使う情報
↓
データ
まずは、この理解でOKです。
データがあると何ができる?
データがあると、アプリは次のようなことができます。
一覧を表示する
検索する
並び替える
保存する
編集する
削除する
あとから見返す
例えば、Todoアプリで考えると、
タスクを追加する
↓
タスクを一覧で見る
↓
完了にする
↓
必要なくなったら削除する
この一連の流れは、すべてデータを使っています。
1-2. 名前・日付・金額・状態もデータ
データという言葉を聞くと、難しい数字の集まりを想像するかもしれません。
でも、実際はもっと身近です。
| データの種類 | 例 |
|---|---|
| 名前 | 山田太郎、買い物メモ、英単語テスト |
| 日付 | 2026-06-04、提出日、予約日 |
| 金額 | 500円、1200円、30000円 |
| 状態 | 未完了、完了、予約済み、支払い済み |
| 文章 | メモ本文、コメント、説明文 |
| 数字 | 点数、在庫数、ランキング、歩数 |
つまり、アプリで表示したり、あとから確認したりしたいものは、ほとんどデータです。
状態もデータ
初心者の方が見落としやすいのが、「状態」もデータだということです。
例えば、Todoアプリにはこのような状態があります。
未完了
完了
予約アプリなら、
予約済み
キャンセル済み
来院済み
注文アプリなら、
未発送
発送済み
支払い済み
このように、「今どうなっているか」も大事なデータです。
1-3. Flutterアプリで扱うデータの例
Flutterアプリでは、データを画面に表示します。
例えば、Todoアプリなら、1つのタスクに次のデータがあります。
タスク名:レポートを書く
状態:未完了
作成日:2026-06-04
これを画面に出すと、こうなります。
□ レポートを書く
2026-06-04
メモアプリのデータ例
タイトル:買い物メモ
本文:牛乳、卵、パンを買う
作成日:2026-06-04
更新日:2026-06-05
家計簿アプリのデータ例
名前:昼ごはん
金額:850
カテゴリ:食費
日付:2026-06-04
ゲームアプリのデータ例
ユーザー名:Player 1
スコア:9800
所持コイン:1200
ステージ:5
このように、アプリによって扱うデータは変わります。
でも、考え方は同じです。
アプリで使いたい情報を決める
↓
その情報をデータとして扱う
1-4. データを一時的に持つ場合と保存する場合
ここがとても大事です。
アプリのデータには、大きく2種類あります。
一時的に持つデータ
保存するデータ
一時的に持つデータ
一時的に持つデータは、「今だけ使えればよいデータ」です。
例えば、
入力途中の文字
今選んでいるタブ
カウンターの数字
一時的な画面の状態
Flutterでは、StatefulWidget の中で一時的なデータを持つことがあります。
ただし、アプリを閉じたり、再起動したりすると消えることがあります。
保存するデータ
保存するデータは、「あとからまた使いたいデータ」です。
例えば、
メモ本文
Todoリスト
ユーザー情報
注文履歴
予約情報
ランキング
これらは、消えると困ります。
だから、データベースなどに保存します。
判断のコツ
迷ったら、こう考えます。
アプリを閉じたあとも必要?
必要なら、保存します。
不要なら、一時的なデータで大丈夫です。
| 質問 | 判断 |
|---|---|
| 今だけ使えればよい? | 一時的なデータ |
| 次に開いたときも必要? | 保存するデータ |
| 他の人にも見せたい? | 保存するデータ |
| 別の端末でも使いたい? | 保存するデータ |
インストールや準備について
この章では、まだインストール作業はしません。
ただし、今後Flutterとデータベースを連携する場合は、以下を使う予定です。
| 目的 | 使うもの |
|---|---|
| Flutterアプリを作る | Flutter SDK |
| コードを書く | Visual Studio Code |
| Flutter開発をしやすくする | Flutter VS Code拡張機能 |
| データベースを使う | Supabase |
| FlutterからSupabaseへ接続する | supabase_flutter |
Flutterの環境構築は、Flutter公式のインストール手順に沿って進めるのが安全です。公式ドキュメントでは、OSごとのセットアップ手順が案内されています。
FlutterからSupabaseを使う場合は、Supabase公式のFlutterクイックスタートが参考になります。プロジェクト作成、サンプルデータ作成、Flutterアプリからのデータ取得までの流れが案内されています。
Flutter用のSupabaseパッケージは supabase_flutter です。pub.devでは、Flutterアプリ向けのSupabaseクライアントライブラリとして公開されています。
1-5. この章のまとめ
この章では、データとは何かを整理しました。
データとは、アプリで保存したい情報です。
名前、日付、金額、状態、メモ、点数などは、すべてデータです。
Flutterアプリでは、データを画面に表示したり、ユーザーが入力したデータを受け取ったりします。
今だけ使うデータなら一時的に持てばよいですが、あとから使いたいデータは保存する必要があります。
今だけ必要
↓
一時的なデータ
あとから必要
↓
保存するデータ
次の章では、ローカル保存とデータベースの違いを整理します。