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この章で学ぶこと
この章では、ローカル保存とデータベースの違いを学びます。
ローカル保存 = 自分の端末の中に保存する
データベース = サーバー側に保存して、複数人・複数端末で使える
アプリによって、必要な保存方法は変わります。
自分だけで使う
↓
ローカル保存で十分なことがある
複数人で使う
別の端末でも使う
ログインして同じデータを見たい
↓
データベースが必要
2-1. アプリ内だけに保存するとは?
アプリ内だけに保存するとは、スマホやパソコンの中にデータを保存することです。
これを、ローカル保存と呼びます。
ローカル = 自分の端末の中
例えば、スマホの中にメモや設定を保存するイメージです。
ローカル保存の例
ローカル保存は、次のような場面で使われます。
アプリの設定
ダークモードのON/OFF
最後に開いた画面
一時的なメモ
ログイン状態の一部
例えば、アプリのテーマ設定を保存する場合です。
テーマ:ダークモード
文字サイズ:大きめ
通知:ON
このような「自分の端末だけで使えればよい情報」は、ローカル保存でも十分なことがあります。
ローカル保存のメリット
ローカル保存には、良いところがあります。
速い
オフラインでも使える
簡単な設定保存に向いている
自分の端末だけで完結する
インターネットにつながっていなくても使えることが多いです。
ローカル保存の注意点
一方で、注意点もあります。
端末を変えると見えない
アプリを消すとデータが消えることがある
複数人で共有しにくい
バックアップしないと失いやすい
つまり、ローカル保存は「自分の端末だけで使う情報」に向いています。
2-2. 端末を変えたら見えなくなる問題
ローカル保存は、その端末の中に保存されます。
そのため、スマホを変えた場合、前のデータが見えなくなることがあります。
例:スマホを買い替えた場合
古いスマホでTodoを登録しました。
□ レポートを書く
□ 英単語を覚える
□ バイトのシフトを確認する
でも、新しいスマホに変えたら、Todoが見えません。
なぜなら、データが古いスマホの中に保存されていたからです。
古いスマホ
↓
データがある
新しいスマホ
↓
データがない
これが、ローカル保存の弱点です。
例:タブレットでも同じデータを見たい場合
スマホで登録したメモを、タブレットでも見たいとします。
ローカル保存だけだと、基本的には見えません。
スマホの中に保存
↓
タブレットからは見えない
別の端末でも同じデータを見たい場合は、インターネット上の保存場所が必要です。
2-3. 複数人で共有するにはデータベースが必要
複数人で同じデータを使う場合は、データベースが必要になります。
例えば、予約アプリで考えてみましょう。
予約アプリの例
お客さんが予約を入れます。
名前:山田太郎
日付:2026-06-10
時間:15:00
内容:カット予約
この予約情報を、スタッフも見られる必要があります。
お客さん
↓
予約する
スタッフ
↓
予約一覧を見る
このように、複数人で同じ情報を使う場合、データベースに保存する必要があります。
なぜ端末内保存ではダメなのか?
もし、お客さんのスマホの中だけに予約情報が保存されていたら、スタッフは見られません。
お客さんのスマホの中
↓
スタッフから見えない
これでは予約管理になりません。
だから、みんながアクセスできる場所に保存します。
お客さん
↓
データベースに保存
↓
スタッフが確認
これが、データベースを使う理由です。
2-4. ローカル保存・クラウド保存・データベースの違い
ここでは、3つの違いを整理します。
ローカル保存
クラウド保存
データベース
似ていますが、役割が少し違います。
ローカル保存
ローカル保存は、自分の端末の中に保存する方法です。
スマホの中
パソコンの中
アプリの中
向いているものはこちらです。
アプリ設定
一時的なデータ
自分だけで使うメモ
オフラインでも使いたい情報
クラウド保存
クラウド保存は、インターネット上にデータを保存する方法です。
例えば、写真やファイルのバックアップのようなイメージです。
スマホ
↓
インターネット上に保存
↓
別の端末でも見られる
クラウド保存は、バックアップやファイル保存に向いています。
データベース
データベースは、データを整理して保存する場所です。
アプリからデータを追加したり、一覧で読み込んだり、更新したり、削除したりできます。
追加
表示
編集
削除
検索
並び替え
共有
アプリを本格的に作るときは、データベースが必要になることが多いです。
違いを表で確認しよう
| 種類 | 保存場所 | 端末を変えたら? | 複数人共有 | 向いている例 |
|---|---|---|---|---|
| ローカル保存 | 自分の端末 | 見えなくなることがある | 苦手 | 設定、下書き |
| クラウド保存 | インターネット上 | 見えることが多い | 内容による | 写真、ファイル |
| データベース | サーバー上 | 見える | 得意 | Todo、予約、SNS、在庫 |
ざっくり覚えるなら、こうです。
ローカル保存 = 自分だけ
クラウド保存 = バックアップ
データベース = みんなで使うアプリの保存場所
インストールや準備について
この章では、まだインストール作業はしません。
ただし、今後Flutterでローカル保存やデータベース連携を行う場合は、以下を使う可能性があります。
| 目的 | 使うもの |
|---|---|
| Flutterアプリ開発 | Flutter SDK |
| コードを書く | Visual Studio Code |
| ローカルに簡単な値を保存 | shared_preferences |
| 本格的なローカルDB | sqflite |
| クラウドDB | Supabase |
| FlutterとSupabase連携 | supabase_flutter |
2-5. この章のまとめ
この章では、ローカル保存とデータベースの違いを整理しました。
ローカル保存は、自分の端末の中に保存する方法です。
設定や一時的なデータ、自分だけで使う情報に向いています。
ただし、端末を変えると見えなくなることがあります。
複数人で同じデータを共有したい場合や、別の端末でも同じデータを使いたい場合は、データベースが必要です。
自分だけで使う
↓
ローカル保存
別の端末でも使う
複数人で共有する
アプリとして管理する
↓
データベース
次の章では、データベースの基本を「表」として考えながら、テーブル・レコード・カラムを学びます。